大きな河の街に引っ越して 来たわたしの日常。
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昼下がりの料理レッスン
『ハルミ?』となりそうなはずなのに、「ハルミ クリハラ ?」と聞き返した自分の機転に花丸をあげたいくらい、最初から通じる人とは通じる。人と人ってそういうものなのかもしれない。
そんなこんなでたまに日本食の話しをしたりしていると、「豆腐が好き」。きけば、ハンバーグに入れて食べたり、炒めたり(きっと麻婆豆腐風?)して食べているということ。どこで、どうやって、そういうアイデアを得たのか?
ハルミの本に書いてあったのか?(彼女は「ごちそうさまが聞きたくて」のドイツ語版を持っている)ともかく、ちょっとしたアイデアも料理に盛り込んでいるんだなというのがわかって、「ひよこ豆で豆腐を作れるけれど一緒にやる?」と誘ってみた。
前からなんどもここにも書いていると思うがミラノに住む友人にひよこ豆豆腐の作り方を教えてもらって以来、「豆腐」=「ひよこ豆豆腐」が我が家の定番になっている。何しろ、あっという間にできるし、栄養価も高いし、味も濃くて美味しい。
ちなみに作り方は一晩水に浸して戻したひよこ豆をミキサーにかけ、液体部分とおから部分にわけ、液体部分を低温であたため、その間ゆっく木杓子で鍋底からかき回し、凝固してきたら容器に移し替えて、あとは冷やし固めるだけ。
ひよこ豆豆腐だけだとあっという間だし、じゃあ、「おにぎりも作ろうか?」と提案して、ゆかりとごまを混ぜたご飯でおにぎりも作った。今や、スイスのスーパーcoopにも三角の形をしていて、海苔で覆われた、コンビニにあるあのタイプのおにぎりが売られている。
でもわたしのお弁当のおにぎり=俵型のおにぎり。
というわけで、三角と俵型、両方を作った。どうやら三角は難しいらしく、俵型はこっちでもある『コロッケを作る時の気持ちでやるといいよ』というと、うまく作っていた。
普段スーパーで「寿司用」と書かれたお米を買っているとのことなので、その「寿司用」でおにぎりを作ればいいからね。と教えた。お米を炊くのは慣れているが、お米をとぐこと、そしてざるにあげること、水に浸しておくこと、その行為一つ一つが少し新鮮だったようだ。そしてなにより、炊飯器ではなく、鍋でお米を炊く様子に見入っていた。
夕食用に持ち帰ったおにぎりは家族にも好評だったとのこと。「おからは教えてもらったように明日フリッタータにする、それも楽しみ」と、我が家がまだ夕食も食べ終わらない時間にメッセージが届いた。
食後エナに貰ったチョコレートを食べた。
彼女が一番好きなチョコレート。見た目が綺麗で、味はまっすぐカカオが舌にやってくる。加えて、カラフルなところは食感も楽しめる。
何気に、和食で大切な要素満載チョコだった。どうりで、、すぐに通じる訳がわかった。
by moyo_european
| 2014-06-18 23:39
| 普段の生活